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リアナ Riahna | |
孤児院育ちの14歳の少女。右手の甲に、六弁の花の形をした薄赤い痣が刻まれている。 ヨミの言葉を解することができる。それゆえに、人々に恐れられるヨミが本当は心優しい存在であることを知っており、彼らの苦しみに心を痛めていた。 孤児院のある街を一度も出たことがなく、外の世界に強い憧れをもっていた。旅立ってからは、目に映る風景のすべてに心躍らせている。 明るく朗らかな性格で、後先を考えるということをあまりしない楽天家。転んだ子どもが遅れて泣きだすみたいに、辛いことを、辛いと感じるまでに時間がかかる。その反面、他人の心の機微は敏感に感じとる。 旅路を共にする中で、不器用な優しさを見せるレオルに次第に惹かれていく。 |
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「ごめんね、あなたはなんにも悪くないのにね」 「わたし、レオルについていってもいい?」 「だから今度はわたしが、あなたの探し物を見つけてあげる」 |
レオル Leol | |
ファ=テラの血を引く14歳の少年。7年前、焼け落ちた「果ての森」から父と共に逃げ延びた。その父が他界し、一人あてのない旅を続ける中でリアナと出会う。 故郷と家族を奪われた記憶、ファ・テラであることを隠して日陰に生きてきた日々、そして使命を全うしたが為に命を落とした父。それゆえに、終焉へと向かいつつある世界に何ら愛着はないと考えている。けれど自身が思っているほど冷酷にはなれず、ファ・テラとしての使命を捨て去ることも受け入れることもできないまま、流されるように日々を生きている。 無愛想で何事にも冷めた性格だが、何かと危なっかしいリアナのことを放っておけずについ手を差し伸べてしまう。孤独に慣れたように振る舞っているが、その実は人一倍の寂しがり。 |
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「わかるんだろ。いつ終わったって構わないって思ってること」 「なんで、リアナはそんなに楽しそうなわけ」 「俺を呼んで。そうしたら、弾くから。ちゃんとあいつらを還すから」 |
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