継承者


この手に手繰り寄せた それは
か細い願いを繋いだ 一つの糸
爪弾く音色は 数多の夢
ああ 壊れてしまわぬように

伝えたい想い 一つ抱いて
君の手をとった
ずっと閉ざしてきた記憶に
今なら向き合える そう思えたから


時は繋がる 連綿と続く一つの言の葉
たった一つの約束の糸を 爪弾くあなたへと

本当はずっと うたいたいと望んでいた
さざめく声に向き合えたのは 君が居たから


溢れ出すを想いを堪えて わたしは応えた
きっと ずっと前から
こんな瞬間を夢みていた そんな気がするよ

追憶の果ての森へ
繋いだ手を離さないで
あなたのうたの導く先へ


夢の終るその果てに
どんな昨日が 明日が 待っていても
あなたが 君が 此処に居てくれるのなら

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